アンケートを作るとき、
「何を質問すればいいのか分からない」
「選択肢はこれで足りる?」
「質問が多すぎないかな?」
と迷うことはありませんか?
アンケートは、聞きたいことが何となく決まっていても、実際の質問文や選択肢にするところで意外と時間がかかります。
そんなときは、アンケートの目的や知りたいことをChatGPTなどのAIに伝えて、質問項目と選択肢のたたき台を作ってもらうと便利です。
今回は、アンケートの質問項目をAIで作る方法を、実際の例とコピペ用プロンプト付きで紹介します。
ChatGPTでアンケートを作るメリット
アンケート作成で時間がかかるのは、
- 質問の切り口を考える
- 分かりやすい質問文にする
- 選択肢を考える
- 質問数を調整する
- 抜けている質問がないか確認する
といった部分です。
AIを使えば、アンケートの目的・対象者・知りたいことを伝えるだけで、質問項目のたたき台を作れます。
最初から完璧なアンケートを作らせるのではなく、
まず候補を出してもらい、人が必要な質問だけを残す
という使い方がおすすめです。
アンケート作成でよくある3つの悩み
1.質問の切り口が思いつかない
知りたいことはあるのに、具体的な質問文にするのが難しいことがあります。
例えば、
「研修が良かったか知りたい」
と思っても、
- 全体の満足度
- 内容の分かりやすさ
- 実務で使えそうか
- 特に役立った内容
- 改善してほしい点
など、いくつかの切り口に分ける必要があります。
2.選択肢をどう作ればいいか迷う
「はい・いいえ」だけでは回答しづらい質問もあります。
満足度や分かりやすさなら、5段階評価の方が答えやすい場合があります。
3.質問が増えすぎる
AIに頼めば、質問はいくらでも作れます。
でも、質問数が多すぎると回答者の負担が大きくなり、最後まで回答してもらいにくくなることがあります。
そのため、必要な質問に絞ることも大切です。
AIには「目的」「対象者」「知りたいこと」を伝える
ChatGPTにアンケート案を作ってもらうときは、最低限この3つを伝えます。
- 誰に答えてもらうのか
- 何のためにアンケートを取るのか
- 何を知りたいのか
例えば、
社内研修について、新入社員にアンケートを取りたい。
だけでも作れます。
ただし、
満足度を知りたい
仕事で役立ちそうか知りたい
改善点を知りたい
まで伝えると、目的に合った質問を作りやすくなります。
今回作るアンケートの設定
今回は、新入社員向けビジネスマナー研修後のアンケートを例にします。
対象
新入社員
目的
研修内容を評価し、今後の改善に活かす
知りたいこと
- 研修全体の満足度
- 内容の分かりやすさ
- 仕事で活用できそうか
- 特に役立った内容
- 改善してほしい点
さらに、
回答する人の負担にならないよう、5〜6問程度
という条件も付けます。
ChatGPTに入力したアンケート作成プロンプト
社内研修後に実施するアンケートの質問項目を作成してください。
【対象】
新入社員【アンケートの目的】
研修内容の評価と、今後の改善に活かすため【知りたいこと】
・研修全体の満足度
・内容の分かりやすさ
・仕事で活用できそうか
・特に役立った内容
・改善してほしい点回答する人の負担にならないよう、選択式と自由記述を組み合わせて、5〜6問程度で作成してください。
質問が重複しないようにしてください。
回答者が誤解しにくい、シンプルな質問文にしてください。
ChatGPTが作ったアンケート例
Q1.今回の研修全体にどの程度満足しましたか?
- とても満足
- 満足
- どちらともいえない
- やや不満
- 不満
Q2.研修内容は分かりやすかったですか?
- とても分かりやすかった
- 分かりやすかった
- どちらともいえない
- やや分かりにくかった
- 分かりにくかった
Q3.今回の研修内容を、今後の業務で活用できそうですか?
- すぐに活用できそう
- 活用できそう
- どちらともいえない
- あまり活用できそうにない
- 活用できそうにない
Q4.今回の研修で、特に役立った内容を教えてください
- 名刺交換
- 電話応対
- ビジネスメール
- 来客対応
- その他
Q5.今後、改善してほしい点や取り上げてほしい内容があれば教えてください
自由記述
ゼロから質問文や選択肢を考えるより、まずこのようなたたき台を作ってもらい、必要な部分だけ直す方が進めやすくなります。
ChatGPTでアンケートを作る3つのポイント
1.アンケートの目的を最初に決める
質問を作る前に、
「このアンケートで何を知りたいのか」
を決めます。
目的が曖昧なまま質問を増やすと、集めた回答をどう使えばいいのか分からなくなることがあります。
2.回答者を指定する
同じ研修アンケートでも、
- 新入社員
- 管理職
- 研修担当者
- 一般社員
では、適切な質問が変わります。
そのため、
「誰が回答するのか」
もAIへ伝えます。
3.質問数や回答時間を指定する
AIは、頼めば多くの質問を作ります。
そこで、
5〜6問程度にしてください。
または、
3分以内で回答できる内容にしてください。
などと指定します。
これだけでも、回答者の負担を意識したアンケート案を作りやすくなります。
選択肢だけChatGPTに考えてもらうこともできる
アンケート全体ではなく、
質問文はできたけれど、選択肢だけ思いつかない
という場合にも使えます。
例えば、
次の質問に合う5段階の選択肢を作ってください。
質問:
「今回の研修内容を、今後の仕事で活用できそうですか?」肯定側と否定側の表現が極端になりすぎないようにしてください。
と入力します。
質問文と選択肢を別々に相談できるのも便利です。
「抜けている質問がないか」もChatGPTに確認できる
質問項目を作ったあと、
このアンケートの目的を達成するために、不足している質問があれば教えてください。
と聞くこともできます。
自分では思いつかなかった視点が出てくることがあります。
ただし、AIが提案した質問をすべて追加する必要はありません。
本当にその質問が必要なのかを人が判断することが大切です。
アンケートの質問を増やしすぎない
AIに、
他にも質問を考えて。
と頼めば、いくらでも候補を出せます。
でも、質問数が多いほど良いアンケートになるわけではありません。
最後に、
「この質問は、アンケートの目的達成に本当に必要か?」
を確認します。
例えば、
- 必須の質問
- あれば便利な質問
- なくても困らない質問
に分けて、不要なものを削る方法もあります。
AIに、
この中から重要度の高い5問に絞ってください。
と頼むこともできます。
こんなアンケートにも使える
ChatGPTを使った質問項目作成は、研修以外にも活用できます。
- 社内イベント後のアンケート
- 勉強会やセミナーの満足度調査
- 新しい制度についての意見募集
- 社内ツールの使いやすさ調査
- 商品やサービスについてのアンケート
- 業務改善後の効果確認
「何を聞けばいいか分からない」
という状態から、質問項目のたたき台を作るときに便利です。
AIが作ったアンケートで確認したいこと
AIが作った質問をそのまま使うのではなく、次の点を確認します。
- 質問の目的が分かりやすいか
- 同じ内容を重複して聞いていないか
- 回答者が意味を誤解しないか
- 誘導的な質問になっていないか
- 選択肢に不足がないか
- 回答時間が長すぎないか
- 集めた回答を実際に活用できるか
アンケートは、聞くこと自体が目的ではありません。
結果を次の改善につなげられる内容になっているかを確認します。
AIを仕事で使うときの注意点
仕事でAIを利用する場合は、会社で許可されたAIを使用してください。
また、
- 個人情報
- 顧客名
- 社外秘情報
- 未公開の企画内容
- 機密情報
などを、会社の許可なく外部AIへ入力しないよう注意が必要です。
アンケート回答結果をAIで分析する場合も同じです。
回答者の氏名や自由記述の中に個人情報・社内情報が含まれていないか確認し、勤務先のルールに従って利用してください。
AI仕事カルテの診断結果
アンケートの質問項目作成は、AI初心者にも試しやすい使い方です。
特に、
- 質問の切り口が思いつかない人
- 選択肢作成で迷う人
- 質問数を絞れない人
- アンケート作成をゼロから始めるのが大変な人
- 抜けている視点がないか確認したい人
に向いています。
基本は、
目的を人が決める
↓
AIに質問案を作ってもらう
↓
人が必要な質問だけを選ぶ
です。
今回のAI仕事カルテ
使用するAI:会社で利用が認められているAI
仕事内容:アンケート質問項目・選択肢の作成
今回の例:新入社員向け研修アンケート
入力する内容:対象・目的・知りたいこと
質問数:5〜6問程度
難易度:初心者向け
最終確認:必要
まとめ|ChatGPTに「目的・対象・知りたいこと」を伝えてアンケートを作る
アンケートの質問項目は、ゼロから考えると意外と時間がかかります。
そんなときは、
誰に聞くのか
何のために聞くのか
何を知りたいのか
をAIへ伝えます。
そこから質問文と選択肢のたたき台を作ってもらえば、アンケート作成を始めやすくなります。
AIにアンケートをすべて任せるのではなく、
目的は人が決め、質問作りをAIに手伝ってもらう。
これが使いやすい方法です。
コピペ用|アンケートの質問項目を作るプロンプト
〇〇についてアンケートを実施します。
【対象】
〇〇【アンケートの目的】
〇〇【知りたいこと】
・〇〇
・〇〇
・〇〇回答する人が答えやすいように、選択式と自由記述を組み合わせて質問項目を作成してください。
質問数は〇問程度にしてください。
質問が重複しないようにしてください。
回答者が誤解しにくい、シンプルな質問文にしてください。
必要に応じて、
5段階評価を中心にしてください。
自由記述は1〜2問にしてください。
回答に3分以上かからない内容にしてください。
アンケートの目的を達成するために不足している質問があれば提案してください。
などを追加すればOK。
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